人のからだのおはなし 低学年 (おはなしドリル)

2年生の中頃に、ひと月ほど掛けて取り組みました。この巻には、ひとの健康、身体にかかわる２９のお話が含まれていて、知識の増強に役立ちました。おはなしドリルのシリーズに共通して言えることですが、問題の難易度は高くありません。ただ、「低学年」向けとされている本巻には、前半のごく一部ですが、同じ学研社が出している『毎日ドリル』の長文読解と類似する、比較的水準の高い問題が含まれていました。その意味で、読解問題への対応力向上も一定程度期待できると思います。もっとも、敢えて難易度を上げず読書・学習習慣を身に付けさせるのが本シリーズの特色であって、その意図は子どもの姿勢にも現れるかたちで、本巻でも貫かれていました。なお、このシリーズの地理系の巻で地図が載せられているように、最初のページなどに人体図のイラストを掲載する工夫があると、さらに良かったと思います。